【食虫植物】ハエトリソウ・ハエトリグサ

Dionaea muscipula (ハエトリグサ)

ウツボカズラ目 モウセンゴケ科 ハエトリグサ属

f:id:smkmk:20210817163653j:plain

Dionaea muscipula

 本種はアメリカ合衆国ノースカロライナ州サウスカロライナ州の湿原にのみ生息している。二つに折り重なった捕虫葉の中心部に3本程の感覚毛が生えており、2回触れることで閉じる仕組みとなっている。

 

続きを読む

【食虫植物】ネペンテス アンプラリア

Nepenthes ampullaria (ツボウツボカヅラ)

ナデシコ目 ウツボカズラ科 ウツボカズラ

f:id:smkmk:20210813223700j:plain

Nepenthes ampullaria

 本種はマレー半島、ボルネオ、ニューギニアなどに広く分布しており、低地性の多湿を好む種である。壺は二形状あり、下部は球状のつぼ型で枯れ葉を栄養源とするために特化している。上部は漏斗状であり捕虫に特化している。

 

・育て方

 Nepenthes alataと同様、強健種で特別な設備は必要としない。しかし、本種は高温多湿種であるため、冬場は20度を下回ると捕虫葉の生育に影響が出る。遮光(50%)下で35℃程度は耐えてくれる。乾燥に弱いため定期的に株を濡らしてあげる。

 

・用土 

 鹿沼土ピートモスを配合したものを要すれば問題ない。枯れ葉は栄養価の問題があるため敷く必要はない。

【食虫植物】ネペンテス アラータ

Nepenthes alata(ヒョウタウツボカヅラ)

 ・ナデシコ目 ウツボカズラ科 ウツボカズラ

f:id:smkmk:20210812171334p:plain

Nepenthes alata

 本種はマレーシア、フィリピン、ボルネオ島にかけて広く分布しており、国内においては最も普及している種といっても過言ではない。しかし、ホームセンターにて本名義で販売されている多くの種が交配種や品種改良種であり、原種の中には曲者があるようだ。

 

・育て方

 低地性で湿度を好むが、特別な設備を施す必要はない。夏場は遮光すれば40℃近い気温にも耐えてくれる。冬場は基本室内に取り込み、20℃前後で明るい場所に保管する。

 葉の赤い「レッドアラタ」として販売されている種もあるが、本種とは全く別の種(N. xRebecca soper (gracillima x ventricosa))である。

 

・用土

 用土は鹿沼土赤玉土ピートモスで十分育つ。用土の栄養価が高いと補注様が不要となり小さく育つため注意が必要だ。